物語
場や植物と対話し、光の広がりと照らされた空間のイメージを膨らませ、場の意味や歴史を織り交ぜて物語を創り上げる。照らす物や四季に合わせ、複数の場面展開で物語は構成される。
秒単位の計算により、全ての事象が折り重なった時「燈明」が生まれる。
光闇
季節、場所、照らすものに合わせ、配光を微妙に調整。優しく包み込む光や射すような力強い光の使い分けと「闇」を使うことで光が際立ち、物語に強弱や侘び寂びが出る。
陰影を作るための灯具の配置、角度と闇の「間」が肝要。
和色
日本の伝統和菓子の世界観から閃きを得た、色の組み合わせ、四季の移り変わり、華やかさなどを和の色を用いて表現。
変化
物語や場面の流れ、動きの大きさ、同調や非同調の間などを光の点灯と消灯、フェードや色の変化でゆっくりと流れる時を表現。
間
人の心地よく感じる4拍子でゆっくりとした間が基本軸。場面に応じて偶数と奇数間隔の間を使い分け、動きや変化、時の流れを創り上げる。実時間と感覚で感じる異なる間を秒単位で調整し、感覚に同調させる。